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アカハチハゼ ~特徴や生態、飼育について

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皆さんはアカハチハゼという魚をご存知でしょうか?

アカハチハゼは、鮮やかな黄色の顔面に、明るい青色のラインが入った、とてもおしゃれな姿をしたハゼの仲間です。

今回は、そんなアカハチハゼの特徴や生態についてご紹介いたします。

 

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アカハチハゼの基本情報

アカハチハゼ

学名 Valenciennea strigata
英名 Blueband goby
分類 スズキ目ハゼ科クロイトハゼ属
分布・生息域 伊豆半島以南 /インド洋・中・西部太平洋
大きさ 18cm程度

 

分類

アカハチハゼ(Valenciennea strigata)はスズキ目ハゼ科クロイトハゼ属に属する海水魚です。

ハゼ科は世界の海域から汽水域、淡水域まで、あらゆる水域から1,300種以上が知られている、主に底生の小型魚のグループで、最も繁栄している魚と言ってもいいでしょう。

その中でもクロイトハゼ属は、インド洋から太平洋にかけての、主にサンゴ礁の砂底に生息しているハゼ類で、美しい模様を持つ種類が多く、これまでに16種が知られています。

 

特徴

アカハチハゼ

アカハチハゼの体長は18cmに達します。

体型は細長い円筒状で、頭部も側扁しており、上顎は下顎より長くて、吻端が丸みを帯びているのが特徴。

第一背鰭の第2~4棘が長く糸状に伸びており、第二背鰭と臀鰭は相対しています。

 

アカハチハゼの体色は乳白色ですが、頭部の前側は鮮やかな黄色です。

また、頬から鰓蓋にかけては独特の光沢のある青色の縦縞があります。

同属のアオハチハゼと似ますが、アカハチハゼは頭部が黄色いことと、体側面に斑紋がないことなどで、区別が可能です。

 

生態

アカハチハゼ

アカハチハゼはインド洋から中・西部太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に分布しており、西は東アフリカから東はポリネシアまで、北は南日本から南はオーストラリアのシドニーやロードハウ島から知られています。

国内では伊豆半島以南の太平洋側から琉球列島や小笠原諸島にかけてで見られる魚です。

 

アカハチハゼは水深1~25mで知られていますが、通常は6mぐらいまでの浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息しています。

死サンゴの欠片が転がっているような、砂底や礫底を好み、単独か雌雄のペアで暮らしながら、砂底などを掘って作った巣穴の周りに縄張りを持ちます。

 

アカハチハゼは肉食性で、小型の魚類や魚の卵、エビやカニなどの小型甲殻類を捕食します。その際、餌は砂ごと口に含み、鰓で漉し取った後、砂だけを鰓から吐き出して食べます。

 

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飼育しやすい??

アカハチハゼは小型のハゼの仲間であり、また群れを作る習性を持たないためにまとまって漁獲されることもなく、通常は食用魚として扱われることはありません。

 

ただし、アカハチハゼはその鮮やかな体色の美しさから、アクアリストの間では観賞魚として評価が高く、水槽で飼育されることがあります。

アカハチハゼは比較的性格が温和で他の種類の魚と混泳させてもトラブルを起こすことが少ないこと、また熱帯海域の魚でありながら、水温の低下にも強い耐性を持っていることから飼いやすい魚と言えるでしょう。

 

アカハチハゼは鳥羽水族館や新江ノ島水族館など、多くの水族館でも飼育されており、サンゴ礁を再現した水槽に展示されることの多い種類です。

 

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まとめ

アカハチハゼは、スズキ目ハゼ科クロイトハゼ属に属する海水魚です。

アカハチハゼはそのおしゃれな外見から、スキューバダイビングにおいても遭遇すると喜ばれる魚であり、水族館でも展示されることがあります。

ハゼの仲間には美しい種類が数多く存在しますが、その中でも頭部だけが黄色く、頬に綺麗な青いラインが走るアカハチハゼは独特の魅力を持った種類と言えるでしょう。

皆さんももしご覧になる機会がありましたら、じっくり観察してみてはいかがでしょうか?

 

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