ベニホシマンジュウガニとはどういった蟹なのでしょうか?
この長いカタカナだとイマイチピンときませんが、漢字にしてみると、紅星饅頭蟹。
紅星がついたお饅頭のような形の蟹なのでしょうか?
あまり知られていない、ベニホシマンジュウガニの生態や特徴についてご紹介していこうと思います。
ベニホシマンジュウガニの基本情報
学名 | Liagore rubromaculata |
英名 | Beni Hoshi Shimanto crab |
分類 | エビ目オウギガニ科 |
分布・生息域 | 相模湾~九州、南シナ海 |
大きさ | 甲幅5〜8cm程 |
「マンジュウガニ」という名前の通り少し横長の楕円型の甲が丸く膨らんでいてお饅頭のような形をしたカニの仲間です。
マンジュウガニにはいくつかの種類がいて、「〇〇(カニの特徴)マンジュウガニ」と名付けられています。
ベニホシマンジュウガニは、甲羅から指先まで赤い斑点模様が入ったマンジュウガニです。
全体が薄め赤、斑点模様が濃い赤でとても可愛らしいカニです。
しかし、可愛さとは裏腹に毒を持っているので要注意です。
触る分には大丈夫です。
刺すこともありません。
しかし、体内に毒を持っているので決して食べてはいけないカニなのです。
どこにいるの?
ベニホシマンジュウガニは日本の相模湾から九州にかけての生息します。
砂浜で歩いているような浅瀬にいるタイプではなく、岩礁や水深30メートル辺りに生息しています。
大きさは?
甲幅5〜8cm程度のものが多いようです。
そこに長い脚がついているので、長く伸びると20cmくらいになるようです。
飼うことはできるの?
ペットショップにも稀に置いているので、購入することもできます。
水温は18〜22℃程度、海水か、人工の海水での飼育が可能です。
甲羅自体の大きさはそこまでおおきくありませんが、蟹が自由に動ける程度の大きさの水槽が良いでしょう。
餌は、貝や鮮魚を切ったもの、剥いたエビなどを好むようです。
まとめ
まだまだその生態が明らかではないベニホシマンジュウガニ、買っている人は少なく変わり種が飼いたい方はいいのではないでしょうか?
模様がランダムなようで実は左右対称になっていたり、自然の神秘、芸術的です。
色味がなんだか、草間彌生さんの作品のようで、今流行りのアクアリウムの中にいたらきっと可愛いだろうなと思います。
インスタ映え間違いなしです。