アカヒトデ目 ア行 ホウキボシカ科

アオヒトデ ~特徴や生態、会える水族館は??

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皆さんはアオヒトデという生物をご存知でしょうか?

その名の通り鮮やかな青色をした大きなヒトデの仲間で、サンゴ礁でたくさん見られる種類です。

今回はそんなアオヒトデの特徴や生態についてご紹介いたします。

 

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アオヒトデの基本情報

アオヒトデ

学名 Linckia laevigata
英名 Blue sea star
分類 棘皮動物門ヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシカ科アオヒトデ属
分布・生息域 紀伊半島以南 /インド洋・中・西部太平洋
大きさ 約30cm

 

分類

アオヒトデ(Linckia laevigata)は棘皮動物門ヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシカ科アオヒトデ属に属するヒトデです。

アオヒトデ属はインド洋から中・西部太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に広く分布するグループで、これまでに9種が知られており、種類によって体色は様々な色と模様を持ちます。

また、自ら足を切断して分裂することで新しい個体を産み出す無性生殖を行うことでも知られているグループです。

 

特徴

アオヒトデ

アオヒトデは体長が約30cmに達する大型のヒトデです。腕は5本あり、根元から先端までの幅がほぼ等しく、先端が特に細くならないのが特徴。

その見た目から何となく柔らかそうな印象を受けますが、実際に触るととても硬い体をしています。

また、腕が長いため、中央の盤が、体全体からすると占める割合が小さくなっているのが印象的と言えるでしょう。

アオヒトデは通常5本の腕を持つヒトデですが、無性生殖を行い分裂によって増えるため、腕の数が少なかったり、長さが不揃いの個体もよく見られます。

 

アオヒトデの体色は基本的に鮮明な青色ですが、個体によって変異が大きく、緑色や褐色だったりすることもあり、稀にオレンジ色をした個体も見つかります。

英名はBlue sea star(ブルーシースター)で、由来は和名のアオヒトデと同じく外見によるものと考えてよいでしょう。

 

生態

アオヒトデ

アオヒトデはインド洋から中・西部太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に広く分布しているヒトデで、西は東アフリカから東はハワイ諸島まで、南はオーストラリアから北は南日本までの範囲で知られています。

国内では紀伊半島以南の太平洋側から琉球列島にかけて見られます。

特に沖縄諸島以南では、海岸の浅場でごく普通に見られるヒトデです。

 

アオヒトデは浅い海のサンゴ礁に生息しており、特にサンゴの根元の砂地などを好みます。

動きはゆっくりとしていて、平均移動速度は分速8.1cmだったという観察報告が海外であります。

 

餌は海底の藻類やデストリデス(有機物)が中心ですが、魚類や貝類の死骸も食べる海の掃除屋のような役割を果たしています。

雑食性と言えるでしょう。

特に毒性は知られておらず、人に対する危険性はありません。

アオヒトデを捕食する天敵としてはモンガラカワハギやハコフグ、ブダイ類、そしてフリソデエビやホラガイなどヒトデを好んで専食する生物が存在します。

 

アオヒトデの繁殖は、肛門から放卵・放精による有性生殖を行うと共に、自分の腕を切断して分裂することによる無性生殖も行います。

沖縄近海では初夏に産卵が行われるようです。

 

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美ら海水族館では触る事も出来る!!

アオヒトデを含むヒトデ類は通常、食用として利用されることはありません。

しかし、その大きさと美しさから、地域によって乾燥させて装飾品に加工し、観光客向けに土産品として販売することが行われています。

そのため、一部海域では乱獲による個体数の減少が指摘されているほどです。

 

アクアリストの間でもヒトデを飼育する人は少数派ですが、その少数派の間において、綺麗な青い体色を持ち、大きく成長するアオヒトデは、入手のしやすさもあって人気のある種類と言えるでしょう。

また、やはりアクアリストの間で人気の高いフリソデエビを飼育する際の餌として、アオヒトデを購入する場合もあるようです。

 

アオヒトデはその見映えのよさと入手のしやすさから、水族館でもよく飼育展示されており、日本動物園水族館協会のデータベースによると2018年時点で、沖縄美ら海水族館、串本海中公園、東京都葛西臨海水族園、アクアマリンふくしまなど、全国の25ヶ所の水族館で飼育されています。

沖縄美ら海水族館では入ってすぐの「イノーの生き物たち」のタッチプールに入れられており、実際に手に取って触ることもできます。

 

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まとめ

アオヒトデは、棘皮動物門ヒトデ綱アカヒトデ目ホウキボシカ科アオヒトデ属に属するヒトデです。

とても大きく育ち、目の覚めるような鮮やかな青い色をしたアオヒトデ。

とてもインパクトのある見た目にもかかわらず、サンゴ礁が広がるような南の浅い海ではごく普通に見られ、水族館でもよく飼育されているため、ヒトデの仲間では特に見る機会の多い種類と言えるでしょう。

危険性もないので、皆さんももし海で見つけられた時には、手に取ってじっくりと観察してみてはいかがでしょうか?

 

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