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オヤビッチャ ~特徴や生態、ロクセンスズメダイとの違いについて

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皆さんはオヤビッチャという魚をご存知でしょうか?

ちょっと変わった名前を持つこの魚は、小さい上に縞模様が綺麗な、とても可愛らしい魚です。

今回はそんなオヤビッチャの特徴や生態についてご紹介いたします。

 

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オヤビッチャの基本情報

オヤビッチャ

学名 Abudefduf vaigiensis
英名 Indo-Pacific sergeant /Sergeant-major
分類 スズキ目スズメダイ科オヤビッチャ属
分布・生息域 津軽海峡以南 /インド洋・中・西部太平洋
大きさ 20cm程度

 

分類

オヤビッチャ(Abudefduf vaigiensis)はスズキ目スズメダイ科オヤビッチャ属に属する海水魚です。

スズメダイ科は、世界の熱帯・亜熱帯海域に分布している小型の魚のグループで、これまでに300種以上が知られており、大半の種がインド洋から中・西部太平洋にかけてのサンゴ礁に生息しています。

チョウチョウウオ科やニザダイ科などと並んで、サンゴ礁を華やかに彩る熱帯魚の代表格と言えるでしょう。

 

スズメダイ科は、大きくスズメダイ亜科、ソラスズメダイ亜科、クマノミ亜科、ハナダイダマシ亜科に分かれており、クマノミ亜科に属する種は、イソギンチャク類と共生することで有名です。

ソラスズメダイ亜科に属するオヤビッチャ属はこれまでに19種が知られ、いずれも縞模様を特徴としています。

 

特徴やロクセンスズメダイとの違いについて

オヤビッチャ&ロクセンスズメダイ

ロクセンスズメダイ       オヤビッチャ

オヤビッチャの体長は20cm程度で、スズメダイ科の仲間では大型の種類です。

体型は木の葉のような楕円形で、左右に強く側扁しているのが特徴。

 

オヤビッチャの体色は、白色あるいは灰色の地色に5本の黒色の横縞が走ります。

そのうちの2本は胸鰭と尾鰭の付け根を通っています。

また腹部が白っぽいのに対して、背部は黄色みを帯びるのも特徴と言えるでしょう。

雄の地色は繁殖期になると、青っぽくなります。

 

同属のロクセンスズメダイとは外見がよく似ていますが、ロクセンスズメダイの背部はオヤビッチャのように黄色を帯びることがなく、尾鰭の上下に黒色の縦縞が見られることから、区別が可能です

 

オヤビッチャという変わった名前の由来には諸説あり、親魚になっても小さく可愛らしいことから東北地方で赤ん坊を意味する「ビッチャ」が用いられたという説や、沖縄で綾が走るという意味の「アヤビッチ」という言葉に由来している説があります。

また、地域によっては、「アブラウオ」「シマヤハギ」「マツウオ」など様々な地方名で呼ばれる魚です。

 

生態

オヤビッチャ

オヤビッチャはインド洋から中・西部太平洋にかけての熱帯・亜熱帯海域に広く分布している魚で、西は東アフリカ沿岸や紅海から東はキリバスのライン諸島やフランス領ポリネシアまで、北は日本の本州沿岸から、南はオーストラリアまでで知られています。

また、ニュージーランドからの記録も存在しています。

日本国内では津軽海峡以南の太平洋側と日本海側、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島の広い範囲で見られる魚です。

 

オヤビッチャは水深1~15mの浅い海のサンゴ礁や岩礁に生息していて、分布域ではとてもよく見られる普通種と言っていいでしょう。

オヤビッチャは群れを作って暮らしていて、雑食性ですが、植物質よりも動物質の餌をより好む傾向があります。

繁殖期になると、オヤビッチャは岩棚などに粘着卵を産み、雄が保護する習性があります。

孵化したオヤビッチャの幼魚は、流れ藻のような浮遊物につくことがあり、また潮だまりにも頻繁に侵入します。

夏から秋にかけての本州の磯ではお馴染みの魚と言えるでしょう。

 

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食用として食べる事も!!

オヤビッチャはスズメダイ科の中では大型種であり、また個体数も多いことから、沖縄では追い込み漁などで食用魚として利用されることがあります。

ただし、あまり一般的とは言えないようです。

調理に際して、オヤビッチャは塩焼きや煮つけなどで食べられます。

 

またオヤビッチャはその可愛らしく美しい姿と、潮だまりなどで簡単に自家採集できるほど数が多いことから、観賞魚としてよく飼育される魚です。

丈夫な魚である上に雑食性で、飼育自体は容易なのですが、気が強い性格のため、混泳させる時には注意が必要と言えます。

オヤビッチャは水族館でも飼育展示されることが多い魚であり、主にサンゴ礁を再現した水槽で、多くの他種の魚と共に展示されています。

 

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オヤビッチャは通販で買える?

オヤビッチャは通信販売で購入することも可能です。

在庫状況は変動しますので、下記のバナーからそれぞれの検索結果をチェックしてみてください。

「オヤビッチャ」楽天市場の検索結果


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まとめ

オヤビッチャは、スズキ目スズメダイ科オヤビッチャ属に属する海水魚です。

オヤビッチャは、本来は熱帯海域の魚でありながら、黒潮に乗って多くが本州沿岸までたどり着き、磯遊びなどで簡単に見つけることができることから、日本人にとっては身近な魚と言えるでしょう。

様々な地方名が存在することが、その証左と言えます。

食用とするには小さな魚ですが、簡単に採集できることと、丈夫で飼いやすいこと、そして何より可愛らしく美しいことから、海水魚を飼育してみたいという人には、入門種としてお勧めできる魚です。

 

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