エビ目 カ行 ヤドカリ科

コモンヤドカリ ~特徴や生態について

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皆さんはコモンヤドカリという海洋生物をご存知でしょうか?

コモンヤドカリは沖縄などへ行くと、浅瀬でもよく見られる大きなヤドカリです。

真っ赤な体色を持ちよく目立つこの宿りについて、今回はご紹介いたします。

 

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コモンヤドカリの基本情報

コモンヤドカリ

学名 Dardanus megistos
英名 White-spotted hermit crab
分類 十脚目(エビ目)ヤドカリ科ヤドカリ属
分布・生息域 房総半島以南、インド洋、中・西部太平洋
大きさ 10㎝程

 

分類

コモンヤドカリ(Dardanus megistos)は軟甲綱十脚目ヤドカリ科ヤドカリ属に属するヤドカリです。

軟甲綱はヤドカリの他にエビやカニ、シャコ、陸上に暮らすダンゴムシなどまで含まれる甲殻類の最大のグループです。

一般に想像される甲殻類の代表的な種が含まれていると言っていいでしょう。

その中で十脚目はヤドカリの他にエビやカニを含んでおり、これらが近い仲間であることが分かります。

その中で貝殻などに身を隠すために体型を変化させたのがヤドカリです。

 

形態と特徴

コモンヤドカリ

コモンヤドカリの体長は最大で20cmに達します。

体は頭胸部と腹部に分かれていて、全身が毛深くなります。

 

胸脚の第一対は大きく発達した鋏脚です。

鋏脚は左右不対称で、大きい方の鋏は体を貝殻の中に引っ込める時に入口の蓋をするのに使われます。

歩脚として使われるのは第二・第三対で、残りの第四・第五対の役割は貝殻の保持。

 

コモンヤドカリの体色は鮮やかな赤色で、黒く縁取られた小さな白い斑点が点在しています。

 

生態

コモンヤドカリはインド洋から中・西部太平洋にかけて広く分布しているヤドカリで、西は東アフリカから東はハワイ諸島まで、北は南日本から南はオーストラリア北部までで知られています。

国内では房総半島以南の太平洋側や琉球列島、小笠原諸島で見られます。

 

沿岸の潮間帯から水深50mの海底にまで様々な場所で見られ、沖縄ではイノーと呼ばれる潮だまりでも見られます。

 

ヤコウガイやニシキウズ、チョウセンサザエといった大きくて重厚な巻貝の貝殻を好んで利用しており、様々なものを食べる雑食性。

寿命は30年に達するとの報告があります。

 

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観賞用として人気

コモンヤドカリは本土では見かけることが少ないのですが、沖縄ではごく浅瀬で見られる大型のヤドカリで、体色も派手ということもあり、身近な生物と言えるでしょう。

その体色の美しさから、アクアリストの間では人気が高く、よく飼育されます。

ただし、大型の種であるために力が強く、器具などを壊されないように注意しなければなりません。

 

 

コモンヤドカリは水族館でも飼育展示されることがあり、日本動物園水族館協会のデータベースによると2018年時点で、沖縄美ら海水族館、かごしま水族館、串本海中公園、NIFRELなど全国の7ヶ所の水族館で飼育されています。

 

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まとめ

大きく真っ赤な体を持ち、沿岸で見られるヤドカリとしてはとても見つけやすいコモンヤドカリ。

皆さんも沖縄の海などへ遊びに行かれた際は、動いている貝殻がないか注意して探してみてください。

中にコモンヤドカリが潜んでいるかも知れませんよ。

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