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オーネイトカウフィッシュ ~生態や特徴、見れる水族館は?

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皆さんはオーネイトカウフィッシュという魚をご存知でしょうか?

オーネイトカウフィッシュはとても派手な模様を持つ、オーストラリア近海に生息するフグの仲間です。

今回は、そんなオーネイトカウフィッシュの生態や特徴についてご紹介いたします。

 

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オーネイトカウフィッシュの基本情報

オーネイトカウフィッシュ

オーネイトカウフィッシュ(オス)

学名 Aracana ornata
英名 Ornate cowfish
分類 フグ目イトマキフグ科Aracana属
分布・生息域 オーストラリア
大きさ 15cm程

 

分類

オーネイトカウフィッシュ(Aracana ornata)はフグ目イトマキフグ科Aracana属に属する海水魚です。

 

フグ目は特徴的な体型を持つ種類が数多く含まれているグループで、今までに世界で350種余りが知られています。

その中でもイトマキフグ科は角張った箱状の体型を持ち、オーストラリア近海を中心にこれまでに13種が知られており、ハコフグ科と近縁。

 

Aracana属はオーネイトカウフィッシュの他に、ストライプドカウフィッシュ(Aracana aurita)のみが知られており、合わせて2種しか現存していない小さな分類群です。

 

特徴

オーネイトカウフィッシュ

オーネイトカウフィッシュ(メス)

オーネイトカウフィッシュの体長は15cm程度。

体型は六角形に近い断面を持っていて、体高が高いのが特徴。硬い甲板に覆われていて、角のような突起が頭の上に見られます。

 

オーネイトカウフィッシュの体色と模様は、雄と雌で大きく異なります。

雄の体色は黄色で、青色の水玉模様が全身に散りばめられていて、更に尾鰭は明るい橙色です。

全体としてとても派手な模様です。

 

雌は雄に比べると地味で、白色の体色の上に、褐色や黒褐色の縦縞模様があります。

地味とは言え、その縦縞模様は線が繋がって迷路のような複雑さを呈していて。また腹部は黄色みを帯びますから、魚としては目立つ姿をしていると言えるでしょう。

 

生態

オーネイトカウフィッシュは東部インド洋の温帯海域に分布する魚で、オーストラリア西部から南部にかけての沿岸とタスマニア島近海で見られます。

水深5~60mの浅い海に生息していて、エビやカニなどの甲殻類や貝類を捕食することが知られています。

 

近縁のハコフグ科の魚は体内にパリトキシンに類似した毒性物質を蓄積することがあり、またパフトキシンという溶血作用のある物質を皮膚から粘液とともに分泌することが知られていますが、オーネイトカウフィッシュの毒性についてはよく分かっていません。

 

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通販で買える?

オーネイトカウフィッシュ

オーネイトカウフィッシュ(オス)

オーネイトカウフィッシュは通常食用魚として利用されることはなく、漁獲の対象とはなっていません。

しかし、その派手な模様とユニークな体型から、観賞魚としては高い人気を持っており、アクアリストの間で飼育されることがあります。

 

オーネイトカウフィッシュは楽天などの通信販売で購入することも可能です。

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見れる水族館は?

また、オーネイトカウフィッシュは水族館で飼育展示されることもあり、日本動物園水族館協会のデータベースによると2019年時点で、海響館、しながわ水族館、葛西臨海水族園、アクアワード大洗の全国の4ヶ所の水族館で飼育されています。

 

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まとめ

オーネイトカウフィッシュは独特の体型と派手な模様に加えて、不器用な泳ぎ方がとても可愛らしい魚です。

水族館で展示されているオーネイトカウフィッシュを見つけられた時は、その愛嬌のある姿をじっくりと観察してみてはいかがでしょうか?

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